ワタミの介護トップ > イベントレポート > レポート vol.44 川柳教室 in レストヴィラ名瀬の里・レストヴィラ葉山



9月15日(木)レストヴィラ名瀬の里とレストヴィラ葉山にて、川柳『さくらぎ』主宰の尾藤一泉先生による川柳教室が行われました。
尾藤一泉先生は、15歳より川柳をはじめられた生粋の川柳家のご出身で、現在、ワタミの介護で行われている『親孝行川柳』の選者(審査委員)をしていただいています。
(ワタミの介護では、親孝行の気持ちをコトバにのせた『親孝行川柳』をみなさまから広く募集しております。)
今回の講話の中で、尾藤先生は川柳の歴史と基本、そして如何に身近で楽しめるものであるかを話して下さいました。
はじめに、川柳講話に入る前に参加者の皆様に江戸情緒を感じていただこうと尾藤先生のお弟子さんで、玄武洞川柳道場幹事長、日本舞踊の師匠でもある牧内ヨシ江様が"かっぽれ"など二曲をご披露してくださいました。
とても軽快で楽しい踊りであったこともあり、和やかな雰囲気となりました。

そして、いよいよ尾藤先生の川柳教室が始まりました。
現在わたしたちが「川柳」と呼んでいる短詩文芸の名称が定着したのは、俳句と同様、明治以降のことだそうです。江戸の末期から「川柳」が固定した呼び方となったのですが、実はこの「川柳」というのは柄井八右衛門という人が名のった俳名が川柳(かわやなぎ)だったそうです。この人が、現在に受け継がれる十七音独立文芸の祖となり、多くの名句を世に出したとのこと。
川柳の伝統的な特性として「三要素」(うがち、軽み、おかしみ)というものがあるそうです。
「うがち」とは表面からは見えにくいものや、人が見落としているような事柄に目を向けて、それを表現すること。このものの見方が「笑い」を誘うのは、それが風刺や批評につながるからだそうです。

「軽み」というのは、さりげなくサラリと言ってのけた句体から、深い奥行きや広がりを感じさせることで、句調のなめらかさやリズムが関係しているとのこと。
川柳とはユーモアの文芸です。真実をしっかりとらえれば、人間それ自体が結構おかしい存在なのです。じわりと湧いてくる笑い、自然のユーモアが望ましく、これが本来の川柳の「おかしみ」です。と尾藤先生はおっしゃいました。

ご参加の皆様は、とても真剣に川柳発祥の背景や伝統的な特性、詠み方などのお話を聞かれその後、実践がスタート。スタッフが短冊を数枚ずつ皆さんに配り、短冊を受け取られたご入居者様は、とても真剣にそして楽しげにお隣の方と会話を楽しみながら思い思いの川柳作りに励まれました。昔の話やご家族の話、お孫さんの話、亡くなられた配偶者の方の話などを和気藹々と話されながら、その時感じた思いや気持ちを川柳にしたためられたかたもおられました。
中には難しく考えてしまう方もいらしたようで、それを感じた尾藤先生は「川柳は自分が感じるままに素直な気持ちを十七音で表現すればそれでいいんですよ」と助け舟を出されました。この尾藤先生のお声がけによって、皆さん気が楽になったようで川柳を作るペンがどんどん進んでいかれました。
皆様が思い思いに川柳を短冊に書き綴った後、尾藤先生は皆様が作られた川柳一つひとつ詠み上げ、良い点やこうするともっと良くなるといった評価を行ってくださいました。ご参加の皆様も自分の川柳が読まれると、「これ私が作ったものよ」「人前で紹介されるのはなんか恥ずかしいわ…」など、喜んだり恥ずかしがったりされながら、笑顔を見せてくださいました。

最後に、ワタミの介護で行っている"親孝行川柳"のご案内をさせていただき、担当スタッフより皆様のご参加、作品のご応募を促させていただきました。"親孝行川柳"用に応募用の"川柳"をすでにご用意してくださっていた方も数名いらっしゃり、早速"親孝行川柳"の応募箱の中にご自身の作品を投稿してくださいました。
皆様の川柳に対する意欲と素晴らしい笑顔がとても印象に残ったイベントとなりました。
川柳『さくらぎ』主宰の尾藤一泉先生、"かっぽれ"をご披露してくださいました牧内様、そしてこの度お邪魔させていただきましたホームのすべての皆様に心から感謝申し上げます。
経営企画部
広報 高島博信
ワタミの介護では、ご入居者様に、これからも、これまで以上に、快適で幸せな毎日を送っていただくために、ご入居者様が主役の介護を実践します。