ワタミの介護トップ > ご入居者様ストーリー > vol.29 口腔ケアで食べる楽しみをもう一度 in レストヴィラ越谷

Vol.29![]()

歯科衛生士が行う口腔ケアを動画で確認
受診時の嚥下訓練の様子
発語も少しずつ増えてきました
胃ろう(胃に直接栄養を入れるための口)を造設しホームに戻られました。「どんな状態であれ、帰ってきてくれたことが嬉しかった」とスタッフは当時を振り返ります。スタッフは口腔ケアに努めるもののその後も口腔機能は戻らず、巡回ST(言語聴覚士)も嚥下は機能的に困難と判断しました。
そういった状況に変化が訪れたのは「水の一滴でもいいから口から摂らせてあげたい」という次女の由美様の一言がきっかけでした。さらに辻田様ご自身が入院中におっしゃった「お腹がすいた」という言葉にスタッフが動きました。まず、月に1度、歯科衛生士とSTとが連携し、意見交換する場を設けました。歯科衛生士が行う口腔ケア方法を動画に撮り、ケアスタッフに発信。その動画を参考に、少しでも以前の状態に回復して欲しいとケアスタッフはケア方法を改め、口腔ケアに努めました。結果、日に日に口腔内環境が改善され、口臭がよくなった上に発語が増えてきたのです。歯科衛生士からの評価も「とても良い」に変化しました。
辻田様は現在、受診時にプリンやゼリーなどで嚥下の訓練を行っています。いずれはホームでも口から召し上がること、食べる楽しさを味わうことが目標です。スタッフは「できるだけ辻田様に話しかけるようにしています。前より返ってくる言葉も多くなってきましたよ」と嬉しそうに言います。取材時、「ゼリーは美味しかったですか」という問いかけに、しっかりした声で「うん」と答えられる辻田様。
辻田様の回復に由美様も、「絶対に食べられないと言われている状態から、少しでも食べられるようになって本当に嬉しいです。一食だけでも、おやつだけでもいいから口から食べられるようになったらいいですね」と嬉しそうに話されていました。
3ヶ月間の病院外来での摂食の後、順調にいけば10月にはホームでもおやつなどを召し上がることができるようになるとのこと。辻田様、ご家族様、医療機関、そしてスタッフが連携することで、目標に一歩一歩近づいています。